春という字を書きました

まだまだ夜は寒いですが、

やっぱり春ですね。

右の字は「篆書」という、

甲骨文字、金文のあとに出てきたくらいの古~い文字。

そのカタチを倣って書いてみました。

篆書は形が線になる直前のカタチだと思います。


字を書くときのイメージにもヒントを与えてくれるので、

ときどき眺めるのですが、面白いと思いませんか?


この「春」は草がむくむくと伸びていく感じ……

私は「筍」を思い出します^^


春って抽象的な言葉ですが、

どんな由来からこのカタチになったのでしょう。

調べてみると、

上:並び生えた草の象形

中央部:幼児が髪を束ねた象形

下(「日」の部分):太陽の象形

でした。


草が日を受けて群がり(子どもたち?)生じる(草花)ことを

表しているそうです。

幼児が髪を束ねた様子を字に入れるところが、

やっぱり昔から「春」は「生命、幸せ、エネルギー」

というようなイメージなんですね。


今、私たちが当たり前に使っている漢字は、

昔の人々が暮らしの中から紡ぎだしたアートの結晶なのではないでしょうか^^


そう思うと、漢字もおしゃれに見えてきませんか?ね?

atelier Kakko

書を愉しみ、和文化に遊ぶ。 書道&和雑貨デザイン@葉雋 ようこそ

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